曦瑶

「陳情令」金光瑶と藍曦臣についての彼是

金光瑤の冠

金光瑤(孟瑤)の母孟詩からの「君子正衣冠」の教えの象徴ともいうべきあの帽子、
阿瑤が初めてあの帽子を着用して画面に登場したのは、
不夜天で行われた温氏討伐後の会議でした。
孟瑤が温若寒を討ったその功績により、金光善に認められ一族の系譜に加えられ、
「金光瑤」という名を与えられ金光善の元に仕え始めるその場面です。
金光瑤の帽子

 

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阿瑤にとってのあの帽子は正に己のアイデンティティの証明。
自らの出自と階級を世間に認められるという大きな象徴だったのでしょう。
その後、様々な場面で
衣装は、数多く披露されていますが
帽子そのものは、最期の観音寺までデザインは変わっていないようです。

 

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ですが「陳情令」スピンオフ「陳情令之乱魄」では、
中央の赤い石を囲む飾り部分が違っています。

 

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私は、何と言ってもこの場面で阿瑤を好きになったので、
この帽子が一番です。

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阿瑤がこの帽子を被り続ける為に周囲をなぎ払い自分自身さえ傷つけながら突き進んだ
その最期は、あの観音寺の崩壊による爆風で吹き飛ばされ、
血と埃に塗れた代物と成り果てました。
孟詩が道に落ちた帽子の埃を払って幼い阿瑤に被せてやるあのシーン、
阿瑤に浮かぶあの笑窪には、何度見ても泣かされてしまいます。
もし生まれ変わる事が出来たなら、もう帽子など被らなくても、
自分の人生を着実に豊かに歩むことの出来る人生であって欲しいと願います。