曦瑶

「陳情令」金光瑶と藍曦臣についての彼是

2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

金光瑶が金鱗台大階段上で思うのは

阿瑶は、自分を不幸だと捉えていたのだろうか。偉大な父親に認知されない妓女の息子。どんなに功績を挙げて父親の家系に入れて貰えたとしても 決して息子としてではない。あげくにやっと出自を蔑まぬ女性と結婚出来ると思えば、それは父親が部下の妻を襲って…

聶明玦と金光瑶、二人の棺

ドラマ「陳情令」金光瑶の最期は、「聶明玦、私があなたを怖れると思うか。」と意を決して、棺へと走り込む場面でした。その先、金光瑶がどのように絶命したのかと考える時、あり得ないことかもしれませんが、阿瑶は、頭と手足、胴体を縫い付けられた聶明玦…

金光瑶を花に喩えると

以前、斂芳尊と呼ばれたからには、さぞ芳しい香りだったのだろうと、金光瑶に花の香りを考えて浮かんだのが、臘梅(蝋梅)でした。12月から2月頃にかけて蝋で出来たかのような黄色い花を咲かせる甘いよい香りのする蝋梅。少し俯き加減に咲く様子から花言葉は、…

曦臣は、阿瑶に何を夢見たか

このブログを「曦瑶」と名付けたからには、藍曦臣と金光瑶(孟瑶)の関係を徹底的に考えたいと思っています。観音廟事件の後の藍曦臣が気がかりで堪らず、解決策がないものかと海外の二次創作も探し始めました。それぞれ素晴らしい作品が多かったですが、昨…

月に想う

曦臣が阿瑶に手紙を書くとしたら、の続きです。最初に訪れるであろう、悔しさ怒り、次に訪れるであろう、後悔と謝罪、深い悲しみ、その後は、阿瑶との楽しかった美しい思い出だと思うのです。阿瑶と過ごした長い年月、その中には、きっと二人だけの掛け替え…

曦臣が阿瑶に手紙を書くとしたら

絶望の淵に佇む曦臣がどうしたら救われるのかを考え続けているのですが、リルケの詩の一節『すべてを経験せよ 美も恐怖も 生き続けよ 絶望が最後ではない』を思い浮かべました。阿瑶を喪った曦臣は、かけがえのない存在を失くして仕舞ったのですが、引き換え…

阿瑶と藍曦臣、二人の生と性

ドラマの登場人物の「性」について彼是考えた挙句にブログを、書いてしまう自分は、相当いかれてると自分でも思います。ただの萌え好きな感想です。阿瑶は、あの作品世界の中で、「性」の問題から見れば、被害者の立場だったと思うのです。妓楼で妓女が子供…

阿瑶と藍曦臣、二人の空洞

私が金光瑶に完全に嵌ったのは、あのテーマ曲「多恨生」からなのだけれど、あの中で歌われる「空洞」、金光瑶の生涯は、結局阿瑶が抱えたブラックホールに呑み込まれたのだと感じています。彼の霧に覆われたような世界で唯一の光が、「白月光」と言うべき存…

「典獄司」

【老九門】典獄司 by 音頻怪物 Warden 金光瑶を演じた朱賛錦が撮影していた『老九門之青山海棠』が楽しみでなりません。朱賛錦が演じるのは、二月紅という京劇の人気女形かつ老九門のうち 「二爺」と呼ばれる宗主だということです。朱賛錦のインタビューで、…