曦瑶

「陳情令」金光瑶と藍曦臣についての彼是

「典獄司」


【老九門】典獄司 by 音頻怪物 Warden

金光瑶を演じた朱賛錦が撮影していた『老九門之青山海棠』が楽しみでなりません。
朱賛錦が演じるのは、二月紅という京劇の人気女形かつ老九門のうち

「二爺」と呼ばれる宗主だということです。
朱賛錦のインタビューで、現代舞踊、ダンスの他に

中国古典舞踊、中国民族舞踊を学んだと発言していたので、

この二月紅役を早く拝見したいです。
予習をしようと動画を探してまず目にしたのが、このエンディング曲「典獄司」。
これは、中毒に為りそうな曲です。
繰り返し聴いているうちにトリップしそう。
更に動画を探っていくうちに、
最愛の妻を亡くした二月紅が失意の底で、
自分自身の心の奥の魔と対面する場面が出てきました。
魔が二月紅に詰め寄ります。
「何故彼女は死んだのにお前はまだ生きている?」
これはもう、曦瑶を想わないわけにいきません。
ここから妄想が混じりますが、
「何故、阿瑶は死んだのにお前はまだ生きている。」
「自分こそが阿瑶の最大の理解者だと言っていなかったか。」
「一生傍で支えてやりたいと思っていたのではないのか。」
魔は、更に続けます。
「お前は、自分自身を一番嫌っているのではないか。」と。
観音廟事件の後、藍曦臣は、自分自身を煉獄に堕としているのだと思います。
囚人は、藍曦臣、そしてその典獄司も藍曦臣自身だと感じます。
私は、藍曦臣という人は、己の罪も弱さも受け止める

強さを持った人だと信じます。
自分を縛り付ける枷も鎖も自力で外す時がきっと来る。

新作『老九門之青山海棠』のストーリーは、
「老九門」とどれだけリンクしているのでしょう。

 

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この舞台の映像があることは間違いありません。

朱賛錦がどのような美と苦悩を演じるのか、

本当に待ち遠しいです。

 

20220206追記

朱賛錦が演じる二月紅は、

杜牧「山行(さんこう)」

遠上寒山石径斜
白雲生処有人家
停車坐愛楓林晩
霜葉紅於二月花

霜葉紅於二月花
霜を経て紅「老九門之青山海棠」葉した(楓の)葉は、
二月に咲く(桃の)花よりも赤く美しい。から来ている。
「老九門」主題歌「典獄司」の歌詞の一部
『那年紅雪冬青 一襲水袖丹衣 戦いで血塗られた雪が紅く衣を濡らしたあの年』
朱さんが纏う赤の衣は、暗い朱色、血の色を含んでいると思う。

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「老九門之青山海棠」予告


www.youtube.com