曦瑶

「陳情令」金光瑶と藍曦臣についての彼是

パワーストーン

Twitterに金光瑤の帽子の大きな画像を載せて下さった方がいらして、

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中央の宝石を良く見てみたら、やっぱりこれは赤瑪瑙ではなく
サンストーンのようですね。
ちなみに私の持っている赤瑪瑙とサンストーンの画像は、こちら。

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阿瑶の石は、金砂をまぶしたようにキラキラしています。

別名ヘリオライト(Heliolite)、ギリシア語でヘリオは太陽、つまり太陽の石を意味し、
太陽が自ら輝くように強いエネルギーを持つと考えられているようです。
『サンストーンは、自信の無い人やコンプレックスの強い人に対して、
冷えた心を太陽の光が温めてくれるように、自信を取り戻す為に働く。』
だそうです。
阿瑶が「金光瑤」の名を得た後に大切に被り続けたあの帽子に、
この貴石を飾った意味を思うとこみ上げる思いがあります。

この帽子の貴石にもっとパワーが宿っていたなら、
阿瑶に浴びせ掛けられ続けた嘲りの言葉達を撥ね除け、
劣等感を取り除き、自尊心を高め、自信を育て、
健全な意思の主張を助け、感情の起伏を抑え、安心感をもたらし、
心の余裕を育む事が出来ていれば、、、、、、なんてね、
宝石に多くを望みすぎですね。

パワーストーンはあくまでも、身につける本人の意思と行動あってのもの。


私は、このところ中国の有名な武侠小説である金庸先生の、
「秘曲 笑傲江湖」「侠客行」「射鵰英雄伝」を読み続けているのだけれど、
これらに登場する主人公達は皆それぞれ過酷な境遇の渦に呑み込まれていくが、
最終的に「生」を掴むのは、単に武力や頭脳の力だけではない。
素直であること、卑屈にならず、驕らず、自分の力を信じ、たゆまず努力する、
そういう芯の強さがものをいうのだと思う。

私は、阿瑶の「過目不忘」の能力は、非常に類い希なものだったとは思うが、
これは必要以上に阿瑶の生涯を苦しめ続けたのだろうと考えている。
阿瑶が幼い頃から受け続けた「妓女の子」という差別や侮辱や虐待の痛みを、
少しでも忘れる事が出来ていたら、結果は違っていたろうと思う。
阿瑶が美しすぎたのも仇だったとは思うが、
もしも阿瑶に転生があるとしたら、美しさは残しておいて、
「過目不忘」は、与えないで欲しい。
前世の記憶はどうかなあ。
藍曦臣に出逢った時に、雷に撃たれたみたいに記憶が蘇るというのが良いな。
出来るだけ早めに、18歳くらいで♪