曦瑶

「陳情令」金光瑶と藍曦臣についての彼是

「陳情令」金光瑶

まさか自分がこんなにも華流ドラマに嵌るなどと思ってもみませんでした。
たまたまTVで放映されていた「陳情令」を目にして、
正直最初の印象は、「ほう~、主人公のお二人、綺麗な子達だなあ。」
「ラストの主題歌、良いなあ。」くらいだったのですが、
関連動画を探すうちに、一瞬で目を奪われた映像がありました。
金光瑶が金家の長階段を蹴落とされ、額を流血しながらも
冠を正し笑みを浮かべるシーンです。
あの目に魂を射抜かれました。

その後、色々と探求したので、
金光瑶がどのような生い立ちで、どのように悪を働き、
どのような最期を遂げたのかは、把握したのですが、
私は、彼を単なる敵役・悪役には、思えません。
ただただ哀れで痛ましい人です。
彼は、最後の最後に、人生でただひとつの彼にとっての聖なる光である
藍曦臣が彼との死を受け入れて目を閉じた時、
哀しい柔らかい笑みを浮かべて、藍曦臣の身体を突き放した
その心情を思うと、本当に愛おしくて堪りません。
金光瑶自体は、あの「藍曦臣が自分を受け入れてくれたのだ」
と思えたことで今生に恨みを残して死んだとは考えられないのですが、
金光瑶の胸を剣で刺し、最終的に死に至らしめ生き残った
藍曦臣の苦しみを思うと遣り切れません。
原作の方でも言及されていた訳ではないようですが、
ドラマの方でも金光瑶と藍曦臣との視線の絡み合い方は、
尋常じゃなかったように見受けられましたし。

ドラマの方はやっと20話まで来たところなので、
主人公の二人はこれから辛い展開が続くようですが、
現世編が来れば二人はまた出会えるのだから、
あとちょっとの辛抱じゃないですか、ねえ。
金光瑶は、聂明玦の棺に永久に封じ込まれちゃったのでしょうか。
何とか復活させる手立てはないものだろうかと
日々考えています。