曦瑶

「陳情令」金光瑶と藍曦臣についての彼是

藍曦臣は、金光瑶を

金光瑶と藍曦臣について考えているうちに、ふと「銀英伝
キルヒアイスとラインハルトを思い出してしまった。
片や原作、ドラマ共に最大の反派、片や最後まで主人公を
支え続けた義の人。
悪と善の両極端のような二人だけれど、どちらもその死によって、
それぞれの一番大切な人に大ダメージを与えたという所は、
共通していると思う。
キルヒアイスの場合は、ナンバー2が力を持ち過ぎることを
危惧したオーべルシュタインの働きかけにより会議場で武器を取り上げられ、
結果その身を挺してラインハルトの命を救い死してしまう。
ラインハルトが受けた衝撃は、凄まじい。
キルヒアイスの墓銘碑は、
ただ「Mein Freund(マイン・フロイント、「我が友」)」。
ラインハルトが肌身離さず身に着けたロケットには、巻き毛の赤い髪。
ラインハルトは、生涯この半身ともいうべき存在の喪失に
苦しんだのだろう。

藍曦臣は、金光瑶との別れのあと、彼をどう位置付けるのだろう。
「友」、「義弟」、それとも?
藍曦臣が阿瑶を偲ぶよすがは、
観音寺事件の後に聶懐桑が拾い上げていた、
金光瑶の帽子だろうか。
琴は、残っていないだろうか。
何か一つでも藍曦臣の手元にあって欲しいと思う。